1/4の時間で英語を習得!?「カランメソッド」の効果・メリット・デメリットを徹底解説

英会話を本格的に勉強している方であれば、「カランメソッド」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないかと思います。カランメソッドは短期間で効率的に正しい英会話力を身に着けるためのメソッドとして世界中の語学学校などで取り入れられており、日本でもカランメソッドに対応したレッスンを提供するオンライン英会話スクールなどがいくつか存在しています。ここでは、カランメソッドについてより詳しく知りたい方のために、詳しくご紹介したいと思います。

カランメソッドとは?

カランメソッドは、元々英国ケンブリッジシャーで生まれ育ったロビン・カラン氏によって考案された英語学習メソッドです。ロビン氏は20代前半にイタリアに赴き、英語を教えていましたが、現地の授業方法に疑問を持った同氏は独自に言語教授法の研究を始め、以後10年以上にわたって膨大な経験を積み、従来の英語指導よりも迅速かつ効率的に英語を習得できるメソッド「カランメソッド」を開発しました。

カランメソッドは、一言で言うと正しい英文法・発音に基づく英会話力を、体系的な訂正と強化に重点を置いた徹底反復型の練習により身につける方法です。受講生は講師からの絶え間ない質問に対して次々と回答を続け、回答の中に誤った文法や発音のミスなどあれば講師がその場で指摘、修正します。また、講師は通常の英会話スピードよりも早口で話すため、受講生は常に高い集中力が求められ、自然とリスニング力が身につきます。また、講師からの質問に対しては瞬時の回答が求められるため、質問を一度母国語に置き換えるといった思考プロセスが強制的に排除され、英語の質問を英語のまま考える頭の使い方が身につき、英会話の瞬発力も飛躍的に向上します。

カランメソッドの授業内容

カランメソッドの授業内容については、実際の動画を見て頂くのがイメージしやすいでしょう。

カランメソッドの授業は下記の流れの繰り返しにより進みます。

講師が受講生に対して「早口で」「2回」同じ質問をする

カランメソッドのテキストに掲載されている質問を、講師が受講生に対して早口で質問します。早口での質問により、英語を母国語に翻訳するプロセスを踏まず、そのまま英語で理解し、考える「英語脳」を鍛えます。また、質問は2回繰り返されるため、1度目に聞き漏らしてしまったとしても2度目で質問を正しく理解することが可能です。非常に集中力が求められますが、同時にリスニング力が大きく鍛えられます。

質問後、講師がすぐに回答の冒頭だけを伝える

講師は質問後、受講生に即座の回答を促すために、すぐに回答の冒頭部分を伝えます。それによって、生徒は間を置かずに回答することが求められます。

質問に対して回答する

講師からの質問に対して反射的に回答しようとすると、必然的に文法が乱れたり、語彙が間違ったりすることもありますが、間違いはその場で講師に指摘され、訂正してもらえるため、まずは正しい英語を意識して間を空けてしまうよりも、実際の会話と同様にテンポよく回答することが求められます。

また、英会話初心者の場合、回答に詰まってしまうことがありますが、心配はいりません。その場合は講師が次に続く単語を1つ、2つと伝えながら回答をサポートしてくれます。そのように講師にナビゲートしてもらいながら、正しい文法に基づく英語で質問に対する回答をフルセンテンスでしっかりと言えるようになるまでトレーニングします。

回答は短縮形で

カランメソッドのレッスンでは、講師も短縮形を用い、回答も短縮形が求められます(例えば「I do not」ではなく「I don’t」と回答する)。実際の英会話では短縮形で話すことが自然であり、その自然な会話力を身につけるためのルールとして「短縮形」が重視されます。

誤った部分は講師がその場で指摘・訂正

カランメソッドでは、受講生の回答に誤りがあった場合、講師がその場でミスを訂正します。その場で指摘されることで、受講生は正しい文法や発音についてその場で理解することができ、次は正しい文法・発音に基づいて再度回答することを求められるため、自然と正しい英語でのスピーキングが身につきます。

どんどんと上がる難易度

カランメソッドには、12段階のレベルがあり、レベルが上がるにつれて徐々に難易度が上がっていきます。カランメソッドは授業中も常に高い集中力が求められ、発言量も非常に多くハードなプログラムですが、この質問と回答を徹底反復しながら難易度を上げていくことで、自然と高度な英会話スキルが身につけられる体系的なプログラムで構成されています。

カランメソッドの効果

上記で説明したような独自の学習方法により、カランメソッドでは他の英語学習法と比較して1/4で英語を習得できると言われています。公式ホームページによると、平均的な学生がケンブリッジ英語検定試験(PET)のレベルに到達するまでに、通常は350時間がかかるのに対し、カランメソッドで必要とされる時間はわずか、80時間、ケンブリッジ試験準備(FCE)コースの時間はわずか160時間となっています。

実際にカランメソッドを受けてみると分かりますが、正しい文法に基づくフルセンテンスでの回答をスピーディーに繰り返すことで、「英語脳」が鍛えられているという実感を得ることができるはずです。ただし、「1/4」というのはあくまでカランメソッドのプログラム理論上の話であり、上達速度についてはあくまで個人の努力次第で大きく変わるということを頭に入れておきましょう。

カランメソッドのメリット・デメリット

カランメソッドは英語を効率的に習得するうえで非常に効果的な方法の一つではありますが、他の学習方法と同様に全てが万能というわけではありません。そこで、ここではカランメソッドのメリットとデメリットについてもご紹介したいと思います。

メリット

カランメソッドのメリットとしては下記が挙げられます。

  • 英会話の瞬発力が向上する
  • センテンスで回答する癖が身につく
  • 正しい文法と発音が身につく

英会話の瞬発力が向上する

カランメソッドの反復練習に慣れてくると、英語の質問に対する回答の瞬発力は自然と上がっていきます。これは、講師の助けを借りながら早いレスポンスが求められることで、徐々に英語を英語のまま理解する「英語脳」が鍛えられていくためです。また、様々な回答パターンを繰り返し練習することで、出だしの英語が深く考えずにぱっと出てくるようになる点も大きいと言えます。

センテンスで回答する癖が身につく

実際の英会話では相手の質問に対してついつい簡単な一語の単語だけで返してしまったり、単語と単語をつなげるだけで回答してしまったりすることがありますが、カランメソッドでは常にセンテンスで回答する訓練を行うため、自然とセンテンスで回答する癖が身につきます。これは、英会話初心者が中級者になるうえでの大きなポイントだと言えます。

正しい文法と発音が身につく

カランメソッドでは文法や発音の誤りがあった際にその場で訂正され、再度正しい文章で発言することが求められるため、自身の誤りを認識しやすく、修正も容易になります。通常の英会話のレッスンでは細かい誤りまで指摘されることはないため、自然と文法の間違いの癖などが身についてしまうことがありますが、カランメソッドを受けることで徹底的に間違いを指摘・修正してもらうことができ、正しい英語力が身につきます。

デメリット

一方で、カランメソッドのデメリットとしては下記が挙げられます。

  • 初心者には少し難易度が高い
  • あまり実践的ではないセンテンスが含まれる
  • イギリス英語がベース

初心者には少し難易度が高い

カランメソッドは短期間で効率的に英語を習得するおすすめの方法ではありますが、授業内容が少しハードなので、全くの英会話初心者にはあまりおすすめできません。英語のリスニング力があまりなく、スピーキングも単語をつなげるレベルでしか話せないという方の場合は、プログラムの途中で挫折してしまう可能性もありますので、まずはカランメソッドを受講する前に基本的な文法やシンプルな英文はしっかりとマスターし、そのうえでレッスンを受講することをおすすめします。

あまり実践的ではないセンテンスが含まれる

カランメソッドのテキストの中には、一部、あまり実践的ではない単語を用いた質問や回答のセンテンスが含まれています。カランメソッドの文章はあくまで正しい英文法と発音に基づく英会話の瞬発力を鍛えるための反復トレーニングの一環なので、文章自体をそこまで気にする必要はありませんが、「実際にはこんな英語を使う場面はないだろうな」と違和感を覚えることもあるかもしれません。

イギリス英語がベースとなっている

カランメソッドは英国で生まれた英語教授法ですので、テキストもイギリス英語がベースとなっています。そのため、アメリカ英語と表現が異なる質問文が出てくることもあります。イギリス英語であること自体はデメリットではないのですが、その点はしっかりと理解しておく必要があります。

こんな方におすすめ

上記で説明したメリットやデメリットも踏まえると、カランメソッドは下記のような方におすすめだと言えます。

  • 「何となく」ではなく「正しい英語」を話せるようになりたい方
  • 既に一定の英語力があるが、これまでとは違うやり方を試してみたい方
  • 「楽しさ」よりも「成果」を重視して勉強をしたい方

カランメソッドは、正しい文法に基づいてセンテンスで回答するという英会話力のベースを身につける上ではとてもおすすめです。ただ、カランメソッドをこなすためには最低限の英語力が求められるため、既に英会話スクールやオンライン英会話などでフリートークや通常のレッスンを受けているものの、今一つ上達の実感がないという方などに最適だと言えます。ただし、授業自体は質問、回答の繰り返しのため単調でつまらないという感じる方もいるので、レッスンの「楽しさ」よりも「成果」を重視しており、レッスンに集中して取り組める方のほうが結果は出るでしょう。

カランメソッドが学べるオンライン英会話

カランメソッドに対応しているオンライン英会話スクールとしては下記が挙げられます。興味がある方は、ぜひ一度体験レッスンでカランメソッドを試してみてはいかがでしょうか?

ネイティブキャンプ

ネイティブキャンプ

ネイティブキャンプは、月額4,950円という低価格で24時間365日、無制限でマンツーマン英会話のレッスンが受けられるという画期的なサービスです。また、レッスンは予約も不要なので、いつでもどこでも好きなときに好きなだけレッスン受講が可能です。講師は厳しい基準をクリアしたイギリスやアメリカ、カナダ出身などのネイティブ講師とフィリピン人講師で、教材も一般的な基礎教材に加えてTOEIC対策からカランメソッド、ディスカッションやニュースなど豊富に揃っています。低価格でとにかく英会話の量を担保したいという方には大変ありがたいサービスです。7日間の無料トライアルができるのでまずは試してみることをおすすめします。


イングリッシュベル

イングリッシュベルは、英会話学校として日本初、オンライン英会話スクールとしては世界で初めて「DMEメソッド」を導入したスクールです。通常の4倍速で英語が身につくと言われるDMEメソッドのクラスをレベル別に受講できるほか、カランメソッドやTOEICなどの試験対策にも対応しています。また、国際品質規格「 ISO9001 」も取得しており、教師経験と人柄の二軸で厳選されたフィリピン人講師陣は全員がオフィスからレッスン提供するなど、レッスン品質の高さに定評があります。DMEメソッドで英語を学びたいという方に大変おすすめできるオンライン英会話です。


QQ English

QQ English

QQイングリッシュはオンライン英会話に加えてセブ留学でも最大手の語学学校を経営しており、フィリピン人講師による英語学習サービスの最大手ブランドの一つです。講師全員がフィリピン上位大学出身でかつTESOL保持者のプロフェッショナルで、レッスンは全てセブITパーク内にあるオフィスから提供、通信・音声環境も抜群という圧倒的なレッスン品質の高さが最大の強みです。また、世界中の大人気の英語学習法「カランメソッド」の正式認定校でもあり、上級者にはカランメソッドのレッスンもおすすめです。日本人スタッフによる日本語サポートなども充実しており、英会話の初級者から上級者まで全ての方におすすめできるサービスです。

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ENGLY 編集部

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