「好きなアーティストや好きなスポーツ選手と直接話せた時の感動は最高です。」海外で活躍する日本人インタビュー(第9回)

「海外で活躍する日本人が語る、おすすめ英語学習法」

Engly編集部オリジナルインタビュー企画「海外で活躍する日本人が語る、おすすめ英語学習法」は、英語を使って海外で活躍している日本人ビジネスマン・ビジネスウーマンの方から、これまでのリアルな体験に基づいておすすめの英語学習法やビジネスの現場で英語を使う際のポイントを教えてもらうコーナーです。プロの英語講師でもネイティブでもなく、皆さんと同じ日本人英語学習者の立場としてどのように英語と向き合い、乗り越えてきたのかを等身大の姿で語ってもらうことで、必ず今後の勉強に役立つヒントが見つかるはずです。ぜひインタビュー内容を参考にしながら英語学習のコツを掴みましょう。

今回のゲスト:塩見 佳久さん

第9回目となる今回は、現在アメリカのカリフォルニア州サンタクララに在住し、産業用ドローンシステムメーカーで活躍されている塩見さんにお話を伺いました。

名前 塩見 佳久さん
職業 会社員
居住地 アメリカ・カリフォルニア州・サンタクララ
主な学習法 映画、とにかく人と喋る


塩見 佳久

インタビュー

Q:現在の職業と仕事内容について教えてください。

現在はPRODRONEという産業用ドローンシステムメーカーでセールスとマーケティングを担当しております。産業用ドローンはこれから様々な分野に広がっていくことが予想されますので、常に新しい情報の収集とともにセールスに結びつくビジネス展開を考えて動いております。

Q:いつから本格的に英語を学び始めましたか?

大学4年生の時に交換留学生として1年間メイン州のサザンメイン大学に留学していました。所属が経営学部だったので、ESLの授業だけでなくビジネスライティングやマーケティング、起業家養成のクラスなど学部の授業も取っていたので、ついていくのに必死でした。

Q:ある程度英語を使えるようになったと実感するまでにどのくらい期間がかかりましたか?または、どんなときにそう感じましたか?

留学中に必死で勉強していて3ヶ月が経った頃、ふとテレビから流れる音声(英語)が、ドバーっと直接的に耳に入ってきて意味がわかるようになっていました。この体験は今でも忘れられません。それからは英語で喋ることも聞くことも、すいぶんと楽になりました。

Q:英語を使えるようになっていったプロセス(どのように学んだか)を教えてください。

留学前にはTOEFLの試験対策などである程度の単語暗記、文法を学んでおりましたが、渡米後はESLの授業で基本的な文法や口語表現を学びました。その他、学部の授業についていくために毎授業ごとに30ページほどリーディングをしていかなければならなかったことも、英語力を鍛えるのに役立ったと思います。

また、毎週近所のバーにバンドで演奏しに行っていたので、そこではもっとフランクな英語を現地の人たちに教えてもらいました。

Q:英語をマスターする上で一番必要だと思うことは何ですか?

海外にいるといろんな英語を聞きます。インド訛り、中国訛り、ヨーロッパ訛りなど。いろんな英語が存在するので、恐れずに喋ること、伝えたい気持ちが大切だと思います。

Q:海外で仕事を探している時に、どうやって求人を探していましたか?また、今の仕事はどうやって見つけましたか?

現地の日本語フリーペーパーや転職サイトなどで探していました。現在の仕事は、元々自分の会社のお取引先であったため、社長さん含めよく存じ上げていました。たまたま、私がグリーンカードを取得したタイミングと会社のアメリカ拠点開設のタイミングが重なったのでお世話になることになりました。

Q:海外で仕事を得る際に、努力したことや準備したことを教えてください。

仕事全般に言えることですが、全ては信用だと思います。信用を損なわないように細かいところも手を抜かず仕事を完遂する。日系企業の場合、特に海外では日本からの監視の目が届きにくいこともあって、信用できる人を雇いたいというニーズが大きいと思います。

Q:仕事の現場で英語を使うとき、どんなことを心がけていますか?

伝えたいことが伝わっているかどうかが大事だと思います。自分が言ったことに自信がない場合はちゃんと伝わっているかを相手に言い直してもらって確認したり、相手の言っていることの理解を確認するためにも、「今言ったことはこういうことですか?」と自分の理解が合っているかをどうか常にチェックする図太さが必要かなと思います。

Q:英語を使えるようになって一番よかったことは何ですか?

私はスノーボードが大好きなのですが、ゲレンデで憧れのライダーと直接コミュニケーションができた時は感激しました。また同時に留学を許してくれた両親に感謝しました(^^)

Q:異なる国の人々と接する際に、日本人とはここが違うなと思う点を教えてください。

ある意味いい加減な人が多く、自己主張が激しいですね。こちらでは黙っていても誰も助けてくれないので、とにかく自分から手を上げていかなくては始まらないなと感じます。

Q:英語力を維持・向上し続けるために心がけていることはありますか?

英文を読むときは音読するようにしています。口の動きが英語に慣れるのか、音読した後は会話もスムーズに行くような気がします。

Q:今までで一番効果的だと思った学習方法を教えてください。

スピーキングについて

留学期間中、毎週バーに演奏しに行っていたため、少し酔っ払って沢山の人と喋りました。少し酔っ払うことによって、少々の文法の間違いは気にならなくなるし、多くの人は私の言った間違えた英語をその場で訂正してくれました。

最近はシャドーイングという練習方法に取り組んでいます。スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での有名なスピーチなどを暗記、暗唱するスピーキングの練習方法です。本人と同じように聞こえるように繰り返し繰り返し発音するため、英語のリズムや単語の繋がりを身につけるのに良い方法だと思います。最近ではYoutubeやTEDの映像がインターネットで沢山見られるので、これらを使って自分の興味ある分野のスピーチをシャドーイングするのが良いと思います。

ライティングについて

学生時代にビジネスライティングのコースを取ったことが基礎になっています。単語はどんどん忘れていくので、新しい単語に出会った時にはスマホで意味を調べるなどしています。

最近ではGingerというスマホアプリ(ウェブでもサービスあり)で簡単なグラマーチェックができますので、英文でメールなどを送るときは、Gingerでチェック、その後Google翻訳で英語→日本語とやってみて、自分が作った英文からの日本語訳がある程度ちゃんと意味の通る文章になっているかどうかを確かめてから送っています。

リスニングについて

日本にいるときは電車移動中にBBC News Podcastをよく聞いていました。こちらに来てからはもっぱら車で聞くラジオがリスニングには役立っていると思います。また、好きな映画は何度も何度も繰り返して見てしまうので、セリフを自然と覚えるくらいになっています。

リーディングについて

ウェブニュースや現在の仕事分野のウェブサイトはなるべく原文で読むように心がけています。また、映画の原作を読むこともある程度ストーリーがわかっているからこそ読みやすかったり、映像ではなく文章表現の素晴らしさに出会えるためにオススメです。

発音について

発音はシャドーイングを録音することで随分改善します。録音した自分の声を聞くと初めは幻滅しますが、へこたれずに繰り返すと必ず効果が出ます。映画のセリフでもなんでも構わないと思いますがモノマネをすることが発音上達の近道ではないでしょうか。

Q:おすすめの英語教材や参考書などがありましたら教えてください。

NHKの「しごとの基礎英語」は毎回役に立つ表現があり勉強になります。TOEFLやTOEICの問題集も何回も繰り返してやることで文法力と単語力がつきますのでオススメです。

シャドーイングにはYoutubeやTEDがいいと思います。TEDのサイトでは字幕も見られますので、日本語字幕、英語字幕などを見ながら勉強すると、より深く学べるのではないでしょうか。

Q:最後に英語学習中の読者に向けてのアドバイスを一言お願いします。

好きなアーティストや好きなスポーツ選手と直接話せた時の感動は最高です。英語を学ぶことで多くの可能性が開きますので、めげずに学んでいきましょう。ま、最後は大和魂・度胸ですけどね。。。。

インタビュー後記

今回はアメリカ・サンタクララ在住、産業用ドローンシステムメーカーで活躍中の塩見さんへのインタビューでした。

塩見さんがお話しされた英語学習のポイントのなかでも、効果的な学習法としてとくに参考になるなと感じたのは、シャドーイング法です。塩見さんもおっしゃっている通り、英語のリズムや単語の繋がりを身につけるのに大変効果があります。また、有名人や著名人の有名なスピーチなどを暗記・暗唱するという方法は、スピーキングだけでなく発音の矯正にも役立ちます。

英語と日本語、それぞれの言語を話すときに使う口の筋肉は異なります。言い慣れていない英語は、知っている単語でも言いにくいという経験をした方はたくさんいるでしょう。シャドーイング法はもちろんですが、ニュースでも映画でも、とにかく聞こえてくる英語を真似て口にだして言うことは、語彙の記憶・発音・会話・リスニング力など、英語学習のさまざまな面を強化してくれるマルチな学習法といえます。

ここ数年、個人はもちろんですが、企業も海外進出をする機会が多くなってきました。海外に住みつつ、英語を活かして日系企業で働くことを希望する人、またはそういった人を募集する企業が増えてきています。今回の塩見さんのインタビューは、そのような条件のもとで働いてみたいと考えている社会人留学生にとって、具体的ですぐにでも実践できそうな情報がたくさんあったのではないでしょうか。

アメリカで活躍されている塩見さんからは、英語学習のヒントとなるアドバイスをたくさんいただきました。ご協力どうもありがとうございました!

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佐々木 久枝
カナダ在住。各地図書館の本を読破することが楽しみの一つ。いわゆる本の虫。言葉や文字にとても惹かれ、現在は英・仏語を話し、国内外で語学講師の経験を持つ。移住を機にリモートワーカーとなり執筆、翻訳、通訳、取材、商品紹介のキャッチ等を手がける。述べ20カ国以上を旅した経験から世界は繋がっていると体感し、国も人種もボーダレスな人生を謳歌する一児のママ。(ブログ:https://writer-sasaki.blogspot.jp/

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